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08/16: 何のためにフェミ・・・

以前、女性の貧困&労働問題に関する会議に出席した知人から、こんな話を聞いたことがある。
その会議で、労働問題に関わってきた年配の大学の先生たちに対して、ロスジェネ世代の女性たちの攻撃が激しかったのだそうだ。「あなたたちがしっかりしてくれないと困る」とかなんとか。そのうちいたたまれなくなった大学教師のパネリストが「私の娘も派遣労働者です!」と言いだしたのだという。
「なんだか、息苦しいんだよ」
と会に出席した知人は言っていたけれど、息苦しいどころじゃなくて、それは恫喝というものでしょう。結局その会議で、何らかの方向性などが出るわけもなく、左翼のお約束「連帯しよう!」で話は終わったと聞いた。

またその会議では、
「レジ打ちの仕事でも自尊心を損なわれない社会を目指したい」
というような発言があったとも聞いた。
又聞きだから、間違ったニュアンスで私が受け止めているかもしれない。でも、言葉通り「レジ打ちでも自尊心が損なわれない社会を!」なんていうスローガンがあるとしたら、私はぞっとする。本当に、息が出来なくなりそうになる。

だってね。社会に評価されたいと思う限り、絶対に絶対に絶対に自由には生きられないんだよ。
だいたいね。レジ打ちに誇りを持つかどうかは、自分の問題ではないの? 
しかもね。昔のレジ打ちだったらイザ知らず、ピピピってバーコードをあてることがメインになって、お釣りすら自動的に出てくるようになった今のレジ打ちの仕事に、どこまでやりがいを持てるかどうかは、本音を言えば難しいことだと思う。レジ打ちの人が労働で不当な思いをしているのなら戦うべきだが、「自尊心」や「誇り」って、どうやって底上げするの? 全然現実的じゃないよ。
さらにね。「レジ打ち」を底辺の仕事のように言っていることが、もう傲慢な発言というものじゃないの。

他人にまともに評価されたいから、フェミになるのか。この社会から自由になりたいから、フェミなのか。
そんなことを考える。
労働関係の人たちの言説を見聞きしていると、一部の人の言説の中に、何か激しく拒絶したくなるような匂いがある。それはたぶん、「正当に評価をされてこなかった人たち」のルサンチマンがぐるぐると渦を巻いているような感じの、哀しさや息苦しさを感じるから。そのルサンチマンは苦しいだろうと思う。そこから自由にならなければ、恨みと怒りのループの中に一生続けるだけだから。そのルサンチマンに覚えがないわけじゃない。私だって。でも、それでも、そこに居続けても未来はないのにって、思う。

私にとってのフェミは、社会から自由になりたい、女というものからも自由になりたい、色んな制度からも自由になりたい、っていうことを「いいじゃんいいじゃん! それでいいじゃん!」と背中を押してくれるようなものだった。
それなのに、最近、すごく感じるの。なんでこんなに不自由な人たちの不自由な思想みたいになっちゃってるんだろう、って。
そもそもフェミって、社会にとってモンスターであっていいと、私は思ってる。でも、モンスターフェミになるのとは、それちょっと違うんだよな。連帯するならモンスターフェミじゃなくて、心の強いフェミ女と、私はつながりたいよ。自由な女と、私は言葉を交わしたいよ。心から。


08/03: シングルマザーの事件のこと

 数日前の東京新聞、金原ひとみのコラムがよかった。手元にないので記憶だけで書くけど、金原ひとみがギャル系ママ雑誌を面白く読んでいたところ、同じものを読んだ夫が、「自己顕示欲が強すぎる、母親として尊敬できない」というようなことを言ったのだそうだ。それを聞いて金原ひとみは号泣したという。いつまで母親に、聖性を求めるのか、と。

 シングルマザーの女性が子どもを殺す事件が続いてる。34才の女性が子どもを洗濯機に入れたり等の虐待を繰り返して死なせたのは先月。つい先日、23才の女性が二人の幼い子を放置したまま一月家に帰らず、死なせた。元夫にも実感にも頼らず(頼れず)、誰にも助けを求めることなく、そうなってしまった二人の女性。

 23才の女性が書いていたというブログが紹介されていた。
「ひとりじゃないんだと、思わせてくれた小さな命。」「本当にいとおしく思えます」「ただ無事に生まれてきてくれたらそれでいいよ」「家族なかよしこよし」
 いい子だったんだろうな、と思う。家族といえば、「なかよしこよし」。小さな命といえば、「いとおしい」。幸せのセオリーが彼女にはきっとあったんだろう。もし彼女に、「子どもなんて産まなきゃよかった」「もう、子育てやってらんない」「殺したいと思う時がある」と、本音を、例えばブログであっても発露できるような、そんな力があったのなら、と思う。
 
 金原ひとみはコラムの中で、「男が子どもを簡単にほしがるのは、何かを諦めることを、全く考えていないから」というようなことを書いていた。女は問答無用に、色々をいったん、諦める。問答無用に、人生が変わる。別にそれは不幸なことじゃない。ただ、男とはずいぶんと違う、というだけ。だけどその変化は、「家族一緒が一番の幸せ」とか、「愛する人の子どもを産む幸せ」とか、誰も口にする当たり前の幸せのセオリーを自分に言い聞かせているだけでは、きっと心の中に大きな大きな疑問がどうしたって生まれてしまうくらいに、大きい。どうして、女だけ、どうして、私だけ、どうして、母親だけに、そこまで求めるの。

 彼女たちがもし、「やってらんない」思いを、もっと素直に表現できたなら。やってらんないって思いを、もっと色んな人に言えたなら。それを表現したところで、「不幸な女」でも「寂しい女」でも「ダメな母親」でもなくて、とてもよくある女の本音である、ってことが、彼女たちが感じられたのなら。
 安直な幸せを語る社会で、不幸な女は増加する。
 そんな思いから逃れられないです。


 


07/25: ロスジェネフェミのこと

ツイッターに「フェミニストは左翼の男と一緒に仕事しちゃいけない」とか「ロスジェネフェミは、左翼の男と仕事しているから男くさくてイヤ」とか書いたら、左翼とロスジェネフェミからちょっとだけ反応をいただく。

ロスジェネ世代のフェミ、と言っても、誰か代表的な顔があるわけじゃない。ただ、少し前に読んだ雑誌「エロスジェネ」、上野千鶴子さんが褒めていたから(という理由もどうかと思うけど)、手に取って読んでみたけど、ちょっとひどかった。
エロスとは何か。
という話なんだと思うけど、例えば今の企業はフェミがセクハラセクハラ言い過ぎたせいで、男がコミュニケーション取れなくなってしまい、ストレスを感じ過ぎて、秋葉のような事件に至った・・・とかいうような。極端に言えばそんな内容。で、もっと日常的にエロスが必要だとか言いつつ、どんなエロスが日常かといえば、浴衣着た近所のお姉さんのうなじ・・・みたいなのがもっと普通にほしい、みたいな、そんな話だった。
普通に驚くよ。これが、フェミの言葉なの? そこら辺のオジサンがしている(差別)居酒屋トークじゃん、これ。

で、ロスジェネの人たちってどんな人たちなの? ロスジェネでフェミを名乗る人って、どんな人たちなの? とか色々とみていったら、自分の母乳を染めて染料にするようなアーティストとか、会社が怖い、働かなくてもいい、むしろ女が安全に路上で暮らせるような社会をと言う人とか、実際に働いている人がほとんどいないのに「セクハラ反対」とか言っているキャバクラユニオン運動とか。女性と貧困の問題や労働問題はものすごく深刻だと思うけど、一般人からしてみれば、問題の深刻さに共感を持ちようもない内向きな左翼運動のお祭りにしか見えず、なんだろう、と思った。

もっときちんと個々人の話を聞いたりすれば、私にも見えてくることもあるのかもしれない、とも思う。一度、ロスジェネフェミの人と対談する機会があり、ぜひに、とも思ったのだが、その人が私と対談したい内容が「子育て中のエロスについて」とかそういうものだったので、どうしてもどうしても会いたくなくてお断りしてしまったことがある。これはいけない。心が狭い、私。でも、だいたいエロスって言葉が、私には全共闘世代のおっちゃんたちの日活ロマンポルノっぽすぎて、意味をなかなかきちんと捉えにくいのだもの。私の中のロスジェネに対する偏見がますます強まってしまう。

世代で切ってはいけないと思うし、ロスジェネフェミ、という代表的な顔があるわけじゃない。ただ、貧困問題とフェミが結びついた時、今までになく女の運動に男の顔がよく見えるようになった。私は、女の運動に男はいらないって思っているし、男と仲良くやれるフェミ運動なんて嘘でしょって思っちゃう。男とエロスを交わしながら世の中をよくしていくことに意味があると思う運動があることは知っているが、それがフェミだなんて、悪夢だとすら思う。左翼男と足並みそろえて、ではなく、できる男は使わせていただく、だったら、わかるわかる、だけど。

「実際に苦しんでいる女性を知っています」
そんな内容の返信もツイッターでいただいた。私も知っています。DVで夫にボコボコにされ、やっとの思いで離婚して、シングルマザーで、子どもが二人いて、子宮の病気で身体ボロボロになりながらも、とにかく働かなきゃと、寝ないで働いている42歳の友人。辛すぎる女の友人を何人か知っているか。そんなの自慢にならない。そんなの、本当に、自慢したくない。

と、書きながら私の本当の苛立ちは何だろうと思う。
「私、ロスジェネのフェミニストの言っている貧困問題とか、共感できないことが多いんだけど。運動の方法とか、なにか違和感があるんだけど」
最近、フェミ友に会うと、その話題をふる。自分の中でももっともっとこの苛立ちをはっきりさせたいし、共有したいという思い。
「そう? なかなか面白いわよ。まぁ、北原さんとは対極にあるけどね」
と笑う人もいるのだが、こういうことを言う人もいる。
「私も、おかしいと思ってるんだけど。なんだか流れ的に、バッシングできないでしょ」
と。胸がちくりとする。
「おかしいと思ってるなら、批判すればいいし、おかしいって言えばいいじゃないの?」
でも・・・別に社会悪ってわけじゃないし、彼女たちがんばってるし、女性と貧困問題は流行だし、新しいし、若い人の芽を敢えて摘むことはないし・・・とか・・・。古いフェミたちは、そんな風に語る。フェミが元気ないし、内ゲバしても仕方ないってことなのだと思うけど。でも、守るべきは「フェミニズム」とかいう組織でもないし、思想でもないでしょ。私だって「本当のフェミニズムはさぁ」とかうっかり言っちゃったりするけど、敵を作ったり、嫌われたりするのをなんで恐れる? フェミニズムが組織っぽくて、妙に物わかりのいいお局がいっぱいいて。だからつまんねーんじゃねーの。とか、思う。

 と、そんな話をしてたら、全くもってフェミじゃない女(夢は大富豪との結婚)が割り込んでくる。
「はっきり言って、ロスジェネフェミとか、世間的に誰も知らない。全く興味ない。ロスジェネフェミなんかのことで頭を使っていることすら、ばかばかしい。もっと、自分の仕事しなよ!」
しーん。で、話は終わった。わかりました。


07/24: 占いといえば。

占いは嫌いじゃないけど、スピリチュアルブームは、だんだんと受け付けない体質になっている。
前世はヨーロッパのお姫様、とかうれしそうに言う人を見ると、もう勘弁してよ、とか思う。
私のオナニーの妄想はヨーロッパのお姫様。そううれしそうに言う人の方が、よっぽど心が澄んでいる、ような気がする。ははは。



07/24: 上海で占い

先週末、上海に行った。ものすごく唐突に4日前に飛行機取って、発作的に。
と書くとなんだかダンディーだね、かっこいいね。発作的に行って、ほぼ48時間、ご飯食べてマッサージして友だちに会って得意先にご挨拶してなんだかんだと忙しい時間。平日の夜なのに、繁華街には人があふれ、クラブやバーは深夜まで盛り上がっている。全然違う国、全然違う空気。こういう空気に触れると、「昔のバブルの時みたい!」という言葉しか浮かばないんだけど、若い人が見たら、なんて思うんだろう。今の上海のこと。

フランス租界周辺に台湾人の友人が住んでいて、そこのバーでおいしいビールを飲んだ。花の香りがした。フランス人がたくさん住んでいた頃からあったような太い木の下のテラスで、占いをしてもらった。友人は、会社の帰りに占い学校に行っている。「中国の占いの歴史は古いし、勉強することがたくさんある」と、持っているiPhoneで私の「星の図」のようなものを、一瞬で取り出しながら、色々教えてくれた。その占いによると、私はとてもコンサバで、私はとても革命家。コンサバな革命家は経営者として非常に優秀なんだよ、 と彼女がうれしそうに教えてくれた。優秀なんだ! 私! うれしい。

8歳下のその友だちは、おしゃべりで、アグレッシブで、信じられないくらい頭が良くて、話が尽きない。占いの話から、中国のセックスの話から、男の話から、仕事の話から。眠くなるまでずっと一緒にいた。英語、もっとうまくなりたい。
日本にいると、つまんないありきたりの言葉とか、人を傷つけないための算段とか、業界内のどーでもいい悪口とか、表面的な挨拶とか、探り合いとか、自分のやり方に固執する人の説教とか、ムダに時間のかかる意味のない会議とか、必要ない励ましとか・・・そういうことを一切しない会話に苦労する。気負わずに、空気読まずに、未来のことを、チャラチャラ笑いながら語れる軽い空気。上海の今だからか、英語だからか、なんだからだか。よくわかんないけど、日本語じゃない言葉で色んな人と、出会いたい。自由に動きまわりたい。もっともっともっともっと。

そうそう、占いをしてくれた友人曰く。私は海の外の空気を感じないと、伸びないタイプ、なのだそうだ(笑)。じゃ、よけい出て行かなくちゃね。しかし、海外に行くたびに、日本人観光客の姿の少なさが目につく。特に若い人がいない。もったいないよ。しかも、外に出たことがない人ほど、「日本が一番いい」とか言う。おそろしいことです。国を選べないっ! ってだけでストレスを感じるものじゃないんでしょうか。


07/14: 例外

口蹄疫のニュース。農水省大臣の「例外は認めない」の言葉を聞きながら、なんだか泣けてきた。
牛が好き、とかそういうことじゃない。牛を殺さないでっ!! という思いとはちょっと違う、悔しさ。

大臣は言う。
「泣きながら殺してきた人たちがいる。ここで例外を認めたら収集がつかない」

「泣きながら殺してきた人がいるんだから、お前も泣け・殺せ。」
そんな理屈はないと思う。

「例外を認めたら収集がつかない。」
「例外を認めない」という人の理由はたいていそういうものだけど、こんな乱暴はないと思う。
だいたいもし本当に筋が通っているのなら、「例外は認めない」という不合理な理由など、必要ないんじゃないかと思う。

大臣は、東国原に向けて、じゃなく、農家の人に向けて、頭を下げるべきじゃないか。
殺してください、と。
お願いする時は、頭を下げ、一緒に痛みをわけあうべきじゃないか。
「例外は認めない」
なんて理由で、頭から命令する姿勢が「リーダーシップ」というのなら、そんなリーダーシップはいらない。




07/12: わからないことだらけ。

なぜ、辺野古に基地を移転しなければいけないのか、まったく分からない。
北朝鮮対策とか言うのであれば、鳥取とか島根の方が近いよ。
っていうかそもそも、海兵隊はグアムに行くというのに、新しい基地をつくる意味が、いろんな人の話を聞いても、ちっともさっぱり、わかりませーん。

この、わからなさ、に対して、
「日本が侵略されてもいいのか!」
と脅すだけの人。もっと意味わからない。

菅直人も同じだと思う。なぜ、消費税をあげるのか。なぜなのか。を全く説明せずに、他の党首との討論の時に、
「自民党だって同じじゃないか」とか「ギリシャになってもいいのか」という言い訳と恫喝ばかり。
この人、本当に草の根出身なの? 草の根とかいいながら、心の中が兵隊だなんて、最悪じゃないですか。


07/05: 荒れてます。

どうして私、やさしい言い方ができないんだろう。

わけのわかんないメールを送ってくる人とか、わけのわかんないこと言う人には、

「はぁ? 意味、わかんないんですけど。何が言いたいんですか?」

とフツーにとっさに答えてしまう。「察する」ということを極度に期待するような会話は、本当に苦手で、もちろん「探り合い」という会話の方法も苦手で。でも、察したり、探り合ったりすることを「会話」だと思っている人があまりにも多いから、私が心からリラックスして会話できる大切な人は本当にわずかで。

ときどき、巻き込まれることがある。察しろお化けみたいな人たちに。オレの立場を考えろ妖怪みたいな人たちに。知らないよー。察したくないしー、ハッキリ言ってくれればいいのに。

相手を傷つけない、ということだけを一番に考えて会話する人ほど、その場にいない人の悪口を言う。悪口じゃないですよ、とか、あの人いい人なんですけど、とか。そういう枕詞は本当に気持ちが悪い。悪口でいいじゃん、あいつ、イヤなヤツなんだよ、聞いてよっ! ではじまる悪口の方が、まだスッキリする。悪口はいけないんだけどーーーーとか言いながら悪口言うな。胃がキリキリするから。

ああ、私が荒れてるわぁー。
さっき、あまりにも理解不能なメールが届いて、頭がグニャグニャしちゃってるんだわー。なんだか自分の立場を守るためだけの不要なつぶやきメール。私はツイッターじゃねーっつーの。

ああ、荒れてるわー。


06/02: パフスクール、いらして下さってありがとう。

先日はパフスクールに来てくださった方、ありがとうございました。

仕事で傷つかない〜自分を、生きる〜講座。私自身、迷いながら仕事してきたけれど、そして今も、なんだかこんなやり方でいいのかねー、とか、スタッフとの距離感がつかめなかったりと、「これだぁ!」みたいなのはそんなにないです。でも、「誰のために何を売るか」とか、「誰のために、自分が何をしたいのか」ということを考えると、すごく、すっごく明快に「やるべきこと」が見えてくる経験は何度もしてる。そんなことを、トークショーでは話しました。まぁ、半分以上エロ話になってしまいましたけどね。

自分のためじゃなく、誰かのために仕事をする。
自分が声を届けたい人は誰か、自分がバイブを使ってほしい人は誰か、という「お客様」の顔が見えていないと、非常につまんないのよね。お客様の顔が見えないで、お金の話ばかりする仕事の仕方をすると、心が疲れるだけ。そういう中で評価されない・・・とかくよくよしていると、仕事するモチベーションも、生きるモチベーションも下がってしまうでしょ。自分のために仕事する、とか思わないで、思い切って、誰かのために働く、と切り替えたら楽になる心情もあるよね。だいたい「自分」ってものがないと、他人のために働けないもんです。

質問をたくさんいただいたけど、そしてだいたいの質問には答えてきたけれど、トークショーが終わった後に、
「お金のことを聞きたかった」
と言ってきてくれた方がいました。
「いくらあれば、起業できるんですか?」
と聞かれたのですが、ほんと、話すような内容がなかったんです。だから話さなかったの、ゴメンナサイ。ただ、お金がなくたって起業はすぐにできると思います。法人をつくる手数料とかは必要になるとは思うけれど、あとは何も必要ないんじゃない?  というか、ラブピースクラブを立ち上げた時、私は一銭もありませんでしたから。あったのは、コンピュータと住む家を払えるくらいの家賃収入だけ。「お金、落ちてないかしら・・・」と下を向いて歩いた夜ばかりです。

ちなみに、私はお金に関しては愚かな女です。
私は、一人で生きていける分は稼いでいるけど、恐ろしいくらい貯金がありません。若い時は「貯金ないよー、残高15円だよーっ!」というような話は、バカ話として笑えたけど、今の私の年で貯金がない、というのは蛮勇、そして本当の愚か、という言葉が浮かびます。コワイよ。生きていくの。でも、だから稼がなくちゃ、仕事しなくちゃです。傷付いている暇をつくらないように、しています。

最近私が心に響いた言葉。
「ボロボロになるまで、やらなきゃいけないことって、何もない」

ボロボロになるまでやらなきゃいけないことばかり・・・と思って頑張っていたけれど、そうじゃない、すたこらさっさと逃げるべきところは逃げる。筋を通すところは通す。やらなくちゃいけないことは必死で頑張る。仕事にそこまで過剰に期待しない。でも、自分のやっていることは、ちゃんと見えている力を持つ。
人と関わらずに仕事することなんて有り得ないから。だから、仕事をしていると、必ず職場の人間関係が問題になる。でも、そんなことでクヨクヨしていても、本当に時間がもったいない。誰のために働いているかをきちんとみて、人間関係で患わないでいられるくらいの澄み切った「純粋な仕事」の域に達したいと思う。達してほしいと思う。


来てくださった方、ありがとう。
楽しく、働いていこうね!

05/06: お金の話

男はなぜ、金の話しかしないのか。

いいきってしまう。これは、SEX産業に限ってのことなのかな。
SEX産業の女の人とは、このバイブがいいよーっ! なんて笑いながら話せるんだけど、男たちの多くは、「ぼく、使ったことないんですよ。完全にビジネスと、わりきってますから」と言う。そうじゃないのは、けっこう上の世代でそれこそ「ブラックインディアン」とか「熊ん子」を世におくりだしたオジイサンたち。彼らはバイブを心から愛しているので、基本セクハラ体質ではあるけれどバイブへの愛情という面で、話が通じるのよね。

4月は、とにかく男性ビジネスマーンとミーティングする機会が多く、お金の話ばかりしていた。心、筋肉痛だよ。硬くなっちゃったよ。ほぐしたーい、と思っていたときに、とある仕事の話。面白そうだから話聞きますっ! といったら、ギャラが驚くほどひくかった。「北原さんが知っていること、ただしゃべればいいんですよ」と言われたが、私の知っていることが私の財産でありそういうのを知的所有権というのではないか、と怒ってみた。相手はあわてて「じゃぁ、いくらなら、やってもらえるんですか?」と聞いてきた。

いくらならやるんだろう。
自分でもよくわからなかった。
でも、その金額じゃ、ぜったいにやりたくない、と思っている自分がいた。

以前も、ある見知らぬフェミから「わたしたちの会にきて。交通費も謝礼も出さないけど、夕飯おごる」と言われて、困り果てて正直に「仕事なのか、ボランティアなのか、はっきりわからない仕事はうけられない」と言ったことがある。その人は、「結局、条件ですか」と露骨に厳しい口調になった。

お金の話だけをされるとすごく不愉快になるのに、お金の話をまったくされなかったり、また「論外」な提示をされると驚いて頭にくる自分がいる。きわめて中途半端です。